2018年2月25日日曜日

第7回 兵とは詭道なり


      我が家の庭にも春がやって来ました。
      ミツバチが白梅の周りをぶんぶん飛
       んでいました。

        夜の白梅もいいもんです。
        でも、まだまだ寒~い!




                                                                           

          【左右ともスマホで小生撮影】



兵とは詭道なり。故に、能なるも之に不能を示し、用いて之に用いざるを示す。近く
とも之に遠きを示し、遠くとも之に近きを示し、利して之を誘い、乱して之を取る。

【戦争とは、だまし合い(弱者が強者を倒すための知略=詭道と小生は解釈しています)
である。したがって戦闘能力があっても無いように見せかけ、ある作戦を用いようとして
用いなかったり、近くにいる時は、遠くに、いるように見せかけ、遠くにいる時は既に近
くに来ているように見せかけることが必要である。敵に有利なように見せかけておいて誘
い出し、混乱に乗じて相手を撃つべきだ】

孫子の兵法の一説です。最近本屋で、偶然目に留まり読み始めたのですが、体の大きな留学
生と乱捕り?をやった時の 道院長の動きとダブりました。少林寺拳法の技は、3段くらいま
ででしたら、力尽くでかければかけられますが、4段、5段クラスの技になると、少林寺拳法
の理法を知らないとかかりません。本当にややこしく痛い技ばかりです。

4段になってからですが 「体の軸をずらすな、相手との間合いを考えろ、虚実を考えて動け」
盛んに言われるようになりました。「虚」とは体力的あるいは気力的にまたは両方とも隙があ
る状態をいい「実」とは気力、体力が充実している状態のことです。 6段の道院長と乱捕りを
する時、お互いに構えた瞬間、小生から打ち込むことができません。体を動かそうとしても体
がうごきません。蛇に睨まれた蛙そのものです。そして、あいつの「実」で小生の「虚」だら
けの体勢に攻撃してきます。いつもボコボコにされます。そして一言「まだ半分くらいの力し
かだしてねぇ~ぞ」悔しいですが、それが今の実力の差です。

「乱捕りの時、何を一番考えているんだ」小生の質問に「間合いだよ」と答えてくれました。
柔法の稽古の時は「相手が痛いと感じた時はもう技が、かかり終わった状態になっていなけ
りゃ逃げられちゃうぜ、少林寺の人間はみんな優しいから、かかるまでまってくれるけどな
実戦じゃ~」もうボロクソです。でもまあ、なんだかんだ言っても出来るようになるまで付
合ってくれます。幼なじみとは、そんなもんかもしれません。もう50年以上の付き合いです
から。

少林寺拳法には 修練過程として「技」「術」「略」=「拳の三要」という教えがあります。
「技」とは体と手足を用いる動作のことで、突き方、蹴り方、受け方、投げ方などの基本動
   作のことです。
「術」とは修得した「技」の効果的な活用法のことです。
「略」とは修得した「技」や「術」で戦略をたてるための「知略」のことです。

少林寺拳法には前にも言った通り独自の教育システムがあり、その基本となるのが 「科目表」
です。そして「科目表」に沿って学んでいくうちに「拳の三要」をマスターするようになって
いくはずなんですが、小生の場合、なかなか思ったようにいきません。







2018年2月17日土曜日

第6回 相柔一体



 

このレベルになるとこれが剛法これが柔法と分けて考えるのではなく技のスピード、極め、冴え、間合いなどなどetc
素晴らしく本当に剛柔一体だと感動します。小生はまだまだこの半分のレベルにも達していません。恥ずかしい限り
です。ではまた~



少林寺拳法の技は剛法と柔法の二つに分けられます。剛法とは突き、蹴り、打ち、かわしなど
を言います。柔法とは守法、抜き、逆技などを言います。剛法と柔法はそれぞれの要素を発揮
しつつ、補足しあって更に効果を生む構成になっています。少林寺拳法の特徴は、剛と柔が一
体になった剛柔一体にあります。「柔能く剛を制す、剛能く柔を断つ」と言われますが少林寺
拳法は剛柔が一つになった理想的な武道だと思います。

まずは剛法の説明からしていきます。
仁王拳(28種) 上段攻防を主体とする法形
三合拳(9種) 中段攻防を主体とし、手で受け足で反撃する法形
天王拳(9種) 上段より始まる連攻防の基本形
白蓮拳(6種) 受け手が直ちに攻撃に用いられる二段用法を主体とする段攻防の基本形
地王拳(6種) 足よりはじまる連攻防の基本形
鶴立拳(5種) 脚の攻防を主体とし、片足立で膝受から蹴り返す波浪脚撃により成り立つ技法

次に柔法の説明です。
龍王拳(29種) 抜き手守法を主体とした柔法防技の基本
龍華拳(57種) 手、腕を捕られた時の逆技、投げ技
五花拳(26種) 剛柔一体の投げ技が主体
金剛拳(29種) 固め技や捕技
羅漢拳(46種) 襟、袖を捕られた時の逆技
羅漢圧法(44種)筋骨や急所等に対して、押圧する技

合計294種の技を6級~6段までに全て修得できるよう少林寺拳法では一段一段階段を上がるよう
に修行を積み重ねてゆく漸々修学という考えのもとに教育システムが組まれています。 小生の
現在の師匠である幼なじみの道院長は28歳で始めて6段になったのが50歳の時でしたので22年か
かっています。子供のころから運動神経だけは抜群でしたけれども20年以上はかかるんですね。
5段までは、がんばればなれる。 でも6段以上は神の世界だと言った人がいましたが、小生は実
感しています。

幼なじみは 身長160㎝、体重50㎏しかない、小柄なオッサンです。でも、きちんと修行を積むと
こんなオッサンでも人を簡単に投げ飛ばしてしまうことができるようになるんだということを目
の当たりにして少林寺拳法の教えは実戦的だったということを実感したことがあります。何年か
前の話になりますが、一緒に稽古している仲間に留学生のお世話をしている人がいて「日本の武
道を見てみたい」とお願いされた。と言って、バングラデシュから来たという若い男の人を連れ
て来ました。身長が180㎝くらいで、がっしりした体つきをしていて国では ボクシングをやって
いたと言っていました。見た目は大人と子供です。最初は稽古を見学していましたが、そのうち
「先生とスパーリングをしてみたい」と言い出してしまい、最初は断っていたのですが、友好の
ためならということで、急きょ、かるく?スパーリングをすることになりました。留学生は最初
は、かるくジャブを出していました。そして右ストレートを出した瞬間、彼は投げられていまし
た。あっという間の出来事でした。 あれは押閂投(オサエカンヌキナゲ)という特殊な投技で五花拳
の5段技でした。小生もあんなオッサンになりたいと思っています。

【下記小生作成】

2018年2月16日金曜日

第5回 基本 法形 乱捕り 演舞




少林寺拳法の修練の種類には、基本・法形・乱捕り・演武の4種類があります。
【基本】とは突きや蹴り、受け、構え、立ち方、足捌き、体捌きのことで少林寺拳法の技法
    の基礎になります。
【法形】とは武道でいうところの「型」または「形」と呼ばれる一定の動作のことです。
【乱捕り】とは法形の運用法を学ぶためのもので自分の技術の悪いところをはっきりさせる
     ことが目標です。
【演武】とは修練してきた基本法形を攻者と守者に分れ互いに技をかけたり、かけられたり
    しながら技と技の連絡変化にお互いの創意を加え、組合せて演練することです。

少林寺拳法の大会ではこの演武の優劣で順位を決めます。(いくら勝ち負けを目的にしてい
ないと言っても大会ですからね。そりゃ順位は付けますよ)ただし1人の主審と4人の副審の
合計点(最高点と最低点を切って)で決めます。滅茶苦茶きびしいですよ。小生も審判講習
会に参加しますが1日がかりです。すご~く疲れます。

日々の稽古は二人一組の組手主体となります。、基本・法形の繰り返しが主になります。
稽古日は平日(月・水・金)、しかも2.5~3時間弱で少年部と一般の部があるため乱捕まで
は、なかなか、いきません。昇級・昇段試験が近づくと基本・法形の時間を削り乱捕りを加
え大会が近づくと演武の練習を加えます。(涙ぐましい努力です)

少林寺拳法の技の数は6級(少年部は8級から始まる)で 6種 5級で8種 4級で9種 3級で
16種 2級で24種 1級で24種 初段で11種 2段で42種 3段で46種 4段で32種 5段で41
種 6段で35種あり合計294種の技があります。ただし1つの技に左・右・表・裏があるため
全てを合わせると技の数は600を超えます。

左・右とは左構えで、はじめるか右構えではじめるかの違いです。小生は右利きですので左
から技を仕掛けることは、やはり苦手です。右からの仕掛け技の何倍も稽古をしないと左右
同じように動けません。
表・裏とは相手が攻撃してきた時に攻撃をよけて相手のお腹側に入るのが表、相手の背中側
に入るのが裏になります。相手の表側に入る時、気を付けないと相手の反撃をもろに受けて
しまいます。

少林寺拳法は9段までありますが技は 6段までしかありませんので、あとの3段階はどういう
試験を受けるのか小生にはわかりません。今のところ 5段を受けようかどうしようか迷って
いるところです。少林寺拳法の昇級・昇段試験には筆記試験と実技試験があり。 4段以上の
受験になると月1回開かれる武専(有料)に行かなければなりませんし、かなり難しい小論
文と実技試験を受けることになります。そして受験場所は本部のある香川県多度津町になり
ます。(小生の時は東京で開催されましたので、もちろん東京で受験しました)
次回はもう少し詳しく少林寺拳法の技の解説をしていきます。

武階の四段までは試験に合格すると自動的に法階がついてきて正社員じゃない正拳士四段
(少林寺拳法では四段を取得してはじめて一人前の拳士と見なされます)になります。
五段以上は武階を受験して何年かしてからまた法階の試験(筆記のみ)を受験しなくては
なりません。(下記参照)
【下記小生作成】





2018年2月12日月曜日

第4回 半ばは自己の幸せを半ばは他人の幸せを




1/23早朝
家の前の公民館です。
白銀の朝でした。
桜の木の枝が雪の重み
で折れていました。

【左右ともスマホで小生撮影】


今日のタイトルは開祖の造語です。
「なぜ自分が先にきているのか、それは自分を大事にしない人間があったらおかしいので
あって、己がまず第一だからです。しかし己が全てではない。相手がある。半分でも相手
のことを考えてあげる。相手の、まして幸せを願うようになったら戦争なんかいっぺんで
なくなる。というか起きるはずがない。もちろん夫婦の争いも無ければ仲間同士の撃ち合
いも無いはずです。」と、開祖はおっしゃっていました。
少林寺拳法には「力愛不二」という教えがあります。誰もが幸せに生活していくには愛と
慈悲ばかりではなく、勇気と力の両方が必要であるということです。この言葉、黒帯に刺
繍している人、結構多いです。

最近はちょっとしたことでキレて怒り出す人が増えているような気がします。インターネッ
トが普及したせいでしょうか。日頃のストレスや怒りを自分の顔が見えないことをいいこと
に言いたいことを言い、相手を傷つけてしまったり、いじめたり、オレオレ詐欺等々、小生
が子供のころには考えられなかったことが連日のように報道されています。

このような時代だからこそ小生は少林寺拳法を世の中に広めていきたいと思っています。
少林寺拳法は単なる武道でもなければスポーツでもありません。剛健な肉体と不屈の精神力
を基盤とした自信と勇気と慈悲心をもった人(こんな人に会ったことありませんが)をつく
るための行なのです。とカッコイイことを言っても少林寺拳法をやったことがない人には、
どんな事をやっているのか分らないと思いますし小生もまだまだ修行中の未熟者なので、あ
まり偉そうなことは言えませんが日々稽古でどんなことをやっているのか説明していきます。

まず初めに道院(少林寺拳法の道場のこと)に来てやることは、脱いだ靴はきちんと揃える
ということです。これを脚下照顧といいます。修行の第一歩は、自分自身を見つめることか
ら始まるということなんですが。少林寺拳法教室を開いた時、入口の靴がきちんと揃えられ
ている光景を見ただけで子供を入門させたいとおっしゃる親御さんもいます。また入門され
たお子さんが家の玄関で、自分の靴以外に家族の靴を揃えているのを見られて「先生、うち
の子、変わりましたよ」と嬉しそうに話してくれると、こっちまで本当に嬉しくなります。
次に挨拶ですが稽古場に入る時、人と会った時、少林寺拳法では合掌礼で挨拶をかわします。
人と人が対等に拝み合う合掌礼こそが最高の礼式だと少林寺拳法では教えます。稽古が終わ
ると全員で作務すなわち掃除をしてその日を終わりにします。次回は稽古内容について説明
します。




2018年2月11日日曜日

第3回 力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なり

 
1/22は久々の大雪でした。
2014年2月の62㎝を思い出
しました。あの日は一歩も
家から出られなかったな~






雪の夜は綺麗なもんです。
静かな世界です。
心が休まります。




【4枚ともスマホで小生撮影】




武とは「二つの戈を止める」という会意文字です。本来、武とは争いを止めることを目的に
創始されたものなんです。けして強さをひけらかすためのものじゃないんです。自分自身や
家族、恋人など自分の大切な人たちの生命・身体に危害が加えられようとした時に、なんら
かの手段、方法で、その安全を守り抜ける目途があってはじめて人は、勇敢に戦うことが、
できると思うのです。少林寺拳法に限らず、武道を求める動機に、このいざという時なんと
かできるという自信をつけたいと考えて始めた人が意外に多いことを知った時は驚きました。
小生の場合は無理やり幼なじみに連れていかれて始めたものなので、単に強くなりたいと思
って武道をやっている連中としか思っていませんでした・・・・・・恥ずかしい限りです!

小生は子供のころ運動が苦手(今でもそうですが)で上級生にいじめられていたことがあった
ので理解できるのですが、いくら正論を吐いても体の大きな人には逆らえなかったし、大人に
なってからも、声の大きな人の意見が通ていたような経験が何度かありました。会社のリスト
ラ人事でも、まず初めに声掛けが行われるのは、いつもうるさくて面倒な人からではなく、お
となしく真面目に働いている人から声掛けが始まると聞いたことがあります。

何日か前にTVで仮面ライダー役をやっていた二枚目俳優が徒歩で帰宅途中にバイクと接触しそ
うになりバイクの運転手と口論の末、後からやって来たバイクの運転手の友人にゴルフのクラ
ブで顔を殴られ大怪我になった。というのをやっていました。正しいことを正しいと主張する
には、やはり勇気が必要です。でも、勇気だけでは問題は解決できないんですよね。

こんな時『力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なり』という教えが頭をよぎります。こ
の言葉、好きな人、少林寺には結構います。ただ、ここで言う力とは、腕力だけではなく胆力
は、もちろん、経済力や行動力などのいろいろな力が合わさったものなんです。そういった力
を持たないと人を助けることはできないんですよという考え方なんです。そして、そういう力
を持つための土台作りとして少林寺拳法を修行しているのですが道は険しいすね。

それと最近のニュースで気になったのが、カヌーの代表選手がライバルの飲み物に薬物を入れ
てライバルを資格停止処分に追い込んでしまったというニュースですが「自分さえ良ければ」
の典型的な例ですね。少林寺拳法の究極の目的は「自己確立」と「自他共楽」の二つです。
少林寺拳法は勝ち負けを目的としていないんです。

「自己確立」とは修行を通じて肉体も精神も健全で、たよりになる自己をつくるということ。
「自他共楽」とは自分と同じように他人の幸せを考えて行動する。ということなんです。


2018年2月4日日曜日

第2回 少林寺拳法発祥の地は

   趣味は何ですかと聞かれ、「少林寺拳法
 を少々 かじっています。」と答えると必
 ず 「あ~中国のね~」と言われてしまい
 ます。説明するのが面倒くさいので
 「そうですよ」 と答えてしまうことがあ
 ります。小生も少林寺拳法を始めるまで
 はそう思っていました。
   実際は全くの別物です。映画などでみな
 さんが 知っている少林拳は中国河南省嵩
 山少林寺が発祥の地で文字通り世界的有
 名な武術です。では少林寺拳法はという
 と香川県多度津町に1947年(昭和22年)
 宗道臣(開祖)という日本人が約70年前
 に創始した比較的新しい武道です。        
                               
 https://www.youtube.com/watch?v=fED-VUa_j3M&t=75s                        




昭和21年、35歳の時、中国から帰国した
開祖は不正と暴力が横行する敗戦後の
混乱期の日本の姿にショックを受け、特
に将来の希望もなく右往左往していた青
少年をなんとかしなくてはならない。世
のため人のためになるような若者を一
人でも多く育てたいという思いから昭和
22年開祖36歳の時、中国在住時に学んだ
拳技を整理、再編し、創意工夫を加え
当時住んでいた香川県多度津町の自宅
に少林寺拳法の道場を開きました。
「喧嘩の仕方を教えてやるよ」と言って
若者を集めていたそうです。

   
                    https://www.youtube.com/watch?v=L3i2gHVd0lo&t=11s

【開祖の生い立ち】

1911(明治44年)      2月10日 岡山県英田郡江見村(現作東町)に生まれる。
1919(大正8年)   8歳    父親死亡
1926(大正15年)15歳    母親と下の妹死亡 数年前から祖父より槍術、柔術を学ぶ。 
1927(昭和2年) 16歳    上の妹と祖父死亡 天涯の孤児となる。
1928(昭和3年) 17歳   陸軍の特殊工作員として満州に渡る。 陳老師を知り白蓮門拳を
             学ぶ。               
1932(昭和7年) 21歳  19歳で一時帰国。20歳で再び満州へ。北京に移り、文太宗老師
              の門に入り、義和門拳を学ぶ。
1936(昭和11年)25歳  文老師とともに嵩山少林寺に入り義和門拳21代師父継承式を行う。
1945(昭和20年)34歳  敗戦を迎える。 
1946(昭和21年)35歳  引き揚げ。佐世保に上陸。いったん大阪に居住。
1947(昭和22年)36歳  大阪から香川県多度津町に移り、少林寺拳法を始める。   
                ・
                ・
                ・
1980(昭和55年)69歳  5月12日 急性心不全のため永眠              
              
波乱万丈の人生だったんですね。8歳で一家の台所を背負ていた。ということを自伝で読みました。
開祖の事を調べれば調べるほどすごい人だったんだと、つくづく思います。5畳半の道場から始め
た少林寺拳法は、日本のみならず世界31ヶ国に支部を持つまでになりました。でもまだまだ少林寺
拳法を知らない人はたくさんいます。少林寺拳法は老若男女問わず誰でも出来る護身の武道です。
少しでも少林寺拳法のことを知ってもらえるよう少林寺拳法の教え 修練方法 技etcいろいろ紹介
していきます。



2018年2月1日木曜日

第1回 はじめまして!


土屋重則と申します。(以下小生)
少林寺拳法をライフワークにしています。少林寺拳法が大好きです。少林寺拳法の魅力を中心に
小生の身近に起こった出来事を紹介していきます。このブログを読んだ人の心が少しでも明るく
元気になっていただけたら幸いです。
                                               
                                     

自己紹介】
昭和35年(1960年)3月8日生(今年で58歳 あと2年で還暦か?うそだろ~
54歳で四段正拳士合格(実力は2.5段がいいところ)
試験中はキンチョウシマクラチヨコ状態
少導師
THE 埼玉県民                                             

                 


29歳の時(29年前)現道院長(6段)がまだ1級だった頃、小学校1年生からの腐れ縁で誘われ
半ば強制的に入門しました。29歳の子持ちのオジサンが白帯を巻いてギコチナイ突き蹴りをし
ているところを想像してみてください。最初のうちは恥ずかしくて気合も出せない有様でした。
体は固いし、子供のころから運動音痴タイプだし。ただ続けているうちに、だんだんと少林寺
拳法の魅力に取りつかれ35歳までの6年間で、なんとか2段まで修得することができましたが家
庭の諸事情で少林寺拳法をやめなくてはならなくなり、以来15年間休眠状態になりました。
50歳の時、当時中学2年の次男坊がいじめられていたので「おまえ自身が強くならなきゃダメ
だ!」と言って、その幼なじみが開いた道院に連れて行ったまでは良かったのですが、そのう
ち矛先がこっちに向けられ「お前はどうするんだ、おまえ自身がせがれを教えなくてどうする
んだ。他力本願じゃダメだ」と発破をかけられ再開することになりました。さすがに15年間甘
やかした体は言うことを聞かず・・・・・・・・動かない動かない動かない動かない動かない。

初心者が習う逆小手という技がスムーズにできるようになるまでに半年かかりましたが、その
年の12月に3段に合格し、久々にビールが旨かったのを思い出します。それからは指導する側に
なることが多くなり、4段になってからは、なおさら少林寺拳法のおもしろさ、また怖さも実感
できるようになり、今までとは違った角度で少林寺拳法を見ることができるようになりました。

少林寺拳法 開祖語録に
深刻な顔したって世の中変わりゃせん。やっぱり朗らかに楽しく、いつ会うても、ああ明るい
人だなぁと思われる、そういう顔、生き方をしないかと、あります。ある門下生に言った言葉
だそうです。小生もそんな生き方をしていこうと思っています。




第88回 心配するな 何とかなる

(^_-)-☆次回からKirinRoadでご覧ください。 https://bluecarnation60tv.com/                           【少林寺拳法】              【階級別編】第16回 2018...