2018年2月12日月曜日

第4回 半ばは自己の幸せを半ばは他人の幸せを




1/23早朝
家の前の公民館です。
白銀の朝でした。
桜の木の枝が雪の重み
で折れていました。

【左右ともスマホで小生撮影】


今日のタイトルは開祖の造語です。
「なぜ自分が先にきているのか、それは自分を大事にしない人間があったらおかしいので
あって、己がまず第一だからです。しかし己が全てではない。相手がある。半分でも相手
のことを考えてあげる。相手の、まして幸せを願うようになったら戦争なんかいっぺんで
なくなる。というか起きるはずがない。もちろん夫婦の争いも無ければ仲間同士の撃ち合
いも無いはずです。」と、開祖はおっしゃっていました。
少林寺拳法には「力愛不二」という教えがあります。誰もが幸せに生活していくには愛と
慈悲ばかりではなく、勇気と力の両方が必要であるということです。この言葉、黒帯に刺
繍している人、結構多いです。

最近はちょっとしたことでキレて怒り出す人が増えているような気がします。インターネッ
トが普及したせいでしょうか。日頃のストレスや怒りを自分の顔が見えないことをいいこと
に言いたいことを言い、相手を傷つけてしまったり、いじめたり、オレオレ詐欺等々、小生
が子供のころには考えられなかったことが連日のように報道されています。

このような時代だからこそ小生は少林寺拳法を世の中に広めていきたいと思っています。
少林寺拳法は単なる武道でもなければスポーツでもありません。剛健な肉体と不屈の精神力
を基盤とした自信と勇気と慈悲心をもった人(こんな人に会ったことありませんが)をつく
るための行なのです。とカッコイイことを言っても少林寺拳法をやったことがない人には、
どんな事をやっているのか分らないと思いますし小生もまだまだ修行中の未熟者なので、あ
まり偉そうなことは言えませんが日々稽古でどんなことをやっているのか説明していきます。

まず初めに道院(少林寺拳法の道場のこと)に来てやることは、脱いだ靴はきちんと揃える
ということです。これを脚下照顧といいます。修行の第一歩は、自分自身を見つめることか
ら始まるということなんですが。少林寺拳法教室を開いた時、入口の靴がきちんと揃えられ
ている光景を見ただけで子供を入門させたいとおっしゃる親御さんもいます。また入門され
たお子さんが家の玄関で、自分の靴以外に家族の靴を揃えているのを見られて「先生、うち
の子、変わりましたよ」と嬉しそうに話してくれると、こっちまで本当に嬉しくなります。
次に挨拶ですが稽古場に入る時、人と会った時、少林寺拳法では合掌礼で挨拶をかわします。
人と人が対等に拝み合う合掌礼こそが最高の礼式だと少林寺拳法では教えます。稽古が終わ
ると全員で作務すなわち掃除をしてその日を終わりにします。次回は稽古内容について説明
します。




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