2018年2月4日日曜日

第2回 少林寺拳法発祥の地は

   趣味は何ですかと聞かれ、「少林寺拳法
 を少々 かじっています。」と答えると必
 ず 「あ~中国のね~」と言われてしまい
 ます。説明するのが面倒くさいので
 「そうですよ」 と答えてしまうことがあ
 ります。小生も少林寺拳法を始めるまで
 はそう思っていました。
   実際は全くの別物です。映画などでみな
 さんが 知っている少林拳は中国河南省嵩
 山少林寺が発祥の地で文字通り世界的有
 名な武術です。では少林寺拳法はという
 と香川県多度津町に1947年(昭和22年)
 宗道臣(開祖)という日本人が約70年前
 に創始した比較的新しい武道です。        
                               
 https://www.youtube.com/watch?v=fED-VUa_j3M&t=75s                        




昭和21年、35歳の時、中国から帰国した
開祖は不正と暴力が横行する敗戦後の
混乱期の日本の姿にショックを受け、特
に将来の希望もなく右往左往していた青
少年をなんとかしなくてはならない。世
のため人のためになるような若者を一
人でも多く育てたいという思いから昭和
22年開祖36歳の時、中国在住時に学んだ
拳技を整理、再編し、創意工夫を加え
当時住んでいた香川県多度津町の自宅
に少林寺拳法の道場を開きました。
「喧嘩の仕方を教えてやるよ」と言って
若者を集めていたそうです。

   
                    https://www.youtube.com/watch?v=L3i2gHVd0lo&t=11s

【開祖の生い立ち】

1911(明治44年)      2月10日 岡山県英田郡江見村(現作東町)に生まれる。
1919(大正8年)   8歳    父親死亡
1926(大正15年)15歳    母親と下の妹死亡 数年前から祖父より槍術、柔術を学ぶ。 
1927(昭和2年) 16歳    上の妹と祖父死亡 天涯の孤児となる。
1928(昭和3年) 17歳   陸軍の特殊工作員として満州に渡る。 陳老師を知り白蓮門拳を
             学ぶ。               
1932(昭和7年) 21歳  19歳で一時帰国。20歳で再び満州へ。北京に移り、文太宗老師
              の門に入り、義和門拳を学ぶ。
1936(昭和11年)25歳  文老師とともに嵩山少林寺に入り義和門拳21代師父継承式を行う。
1945(昭和20年)34歳  敗戦を迎える。 
1946(昭和21年)35歳  引き揚げ。佐世保に上陸。いったん大阪に居住。
1947(昭和22年)36歳  大阪から香川県多度津町に移り、少林寺拳法を始める。   
                ・
                ・
                ・
1980(昭和55年)69歳  5月12日 急性心不全のため永眠              
              
波乱万丈の人生だったんですね。8歳で一家の台所を背負ていた。ということを自伝で読みました。
開祖の事を調べれば調べるほどすごい人だったんだと、つくづく思います。5畳半の道場から始め
た少林寺拳法は、日本のみならず世界31ヶ国に支部を持つまでになりました。でもまだまだ少林寺
拳法を知らない人はたくさんいます。少林寺拳法は老若男女問わず誰でも出来る護身の武道です。
少しでも少林寺拳法のことを知ってもらえるよう少林寺拳法の教え 修練方法 技etcいろいろ紹介
していきます。



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