我が家の庭にも春がやって来ました。
ミツバチが白梅の周りをぶんぶん飛
んでいました。
夜の白梅もいいもんです。
でも、まだまだ寒~い!
【左右ともスマホで小生撮影】
兵とは詭道なり。故に、能なるも之に不能を示し、用いて之に用いざるを示す。近く
とも之に遠きを示し、遠くとも之に近きを示し、利して之を誘い、乱して之を取る。
【戦争とは、だまし合い(弱者が強者を倒すための知略=詭道と小生は解釈しています)
である。したがって戦闘能力があっても無いように見せかけ、ある作戦を用いようとして
用いなかったり、近くにいる時は、遠くに、いるように見せかけ、遠くにいる時は既に近
くに来ているように見せかけることが必要である。敵に有利なように見せかけておいて誘
い出し、混乱に乗じて相手を撃つべきだ】
孫子の兵法の一説です。最近本屋で、偶然目に留まり読み始めたのですが、体の大きな留学
生と乱捕り?をやった時の 道院長の動きとダブりました。少林寺拳法の技は、3段くらいま
ででしたら、力尽くでかければかけられますが、4段、5段クラスの技になると、少林寺拳法
の理法を知らないとかかりません。本当にややこしく痛い技ばかりです。
4段になってからですが 「体の軸をずらすな、相手との間合いを考えろ、虚実を考えて動け」
盛んに言われるようになりました。「虚」とは体力的あるいは気力的にまたは両方とも隙があ
る状態をいい「実」とは気力、体力が充実している状態のことです。 6段の道院長と乱捕りを
する時、お互いに構えた瞬間、小生から打ち込むことができません。体を動かそうとしても体
がうごきません。蛇に睨まれた蛙そのものです。そして、あいつの「実」で小生の「虚」だら
けの体勢に攻撃してきます。いつもボコボコにされます。そして一言「まだ半分くらいの力し
かだしてねぇ~ぞ」悔しいですが、それが今の実力の差です。
「乱捕りの時、何を一番考えているんだ」小生の質問に「間合いだよ」と答えてくれました。
柔法の稽古の時は「相手が痛いと感じた時はもう技が、かかり終わった状態になっていなけ
りゃ逃げられちゃうぜ、少林寺の人間はみんな優しいから、かかるまでまってくれるけどな
実戦じゃ~」もうボロクソです。でもまあ、なんだかんだ言っても出来るようになるまで付
合ってくれます。幼なじみとは、そんなもんかもしれません。もう50年以上の付き合いです
から。
少林寺拳法には 修練過程として「技」「術」「略」=「拳の三要」という教えがあります。
「技」とは体と手足を用いる動作のことで、突き方、蹴り方、受け方、投げ方などの基本動
作のことです。
「術」とは修得した「技」の効果的な活用法のことです。
「略」とは修得した「技」や「術」で戦略をたてるための「知略」のことです。
少林寺拳法には前にも言った通り独自の教育システムがあり、その基本となるのが 「科目表」
です。そして「科目表」に沿って学んでいくうちに「拳の三要」をマスターするようになって
いくはずなんですが、小生の場合、なかなか思ったようにいきません。
0 件のコメント:
コメントを投稿