2018年3月11日日曜日

第8回 基本的な構え・攻防の機会 

                                               



  あれから7年経ちます。                                     丁度その時、小生は仙台に本社のある
  超、超ブラックな再生タイヤ製造会社
  の熊谷工場で総務の仕事をしていまし
  た。5年務めて一銭も給料が上がらず
  毎月のサービス残業が100時間を超
  えていて文句を言ったら首にされちゃ
  った会社です。11月の繁忙期になると
  小生も駆り出されて4tトラックに見
      るからに過積載とわかる量のタイヤを
  載せて仙台本社まで朝4時起きで出か
  けていきました。本社は仙台港の近く
  にあってたまたま営業から帰ってきた
  社員が地震に遭い近くにあった斜めに
  支えのある電柱によじ登って命が助か                           https://www.youtube.com/watch?v=dkdHZKefQOI       ったと本人から聞きました。                                                            




【逆丁字立ち】ギャクチョウジダチ
       少林寺拳法の基本的な立ち方で、レの字立ちともいい、前足の爪先を
       前方に向け、後足の爪先を斜め外方に向けた位置で立つ。足幅は前後
       横とも肩幅位が基本。・・・・子供に教えるのが難しいです!


下記は少林寺拳法の基本的な二つの構えで剛法法形の中で最も多く使われています。 
【中段構え】チュウダンガマエ
      逆丁字立ちで立ち、正拳(手のひらをグー)を握り、前に出ている足と同
      じ側(左が前なら左中段構、右が前なら右中段構)の腕は肘を脇腹につけ
      拳を肘関節の高さに構え、後方にある腕は、拳が胸前にくるように引き付
      ておく。・・・・顔面を守ろうとして後腕を高く構えると注意されます。
      
       ('ω')ノ 他武道の人から言わせると、少林寺拳法の構えは、上段がガラ空き
         だそうです。
                 ('ω')ノ 少林寺拳法の拳は縦拳が基本です。

【一字構え】イチジガマエ
      逆丁字立ちで立ち、前に出ている足と同じ側の手は開いて手掌を下に向け
      指先をやや内側に向けて、肘を少し曲げて腰前に構える。他方の拳は胸前
      に構える。



鳥の起つ者は、伏なり。獣の駭く者は、覆なり。塵高くして鋭き者は、車の来るなり。
再び、孫子の兵法の一説です。
「鳥が飛び立つのは、伏兵がいるのを示している。獣が驚いて走り出して来るのは
敵の奇襲攻撃があることを示している。砂塵が高く舞い上がり、その先が尖ってい
る場合は、戦車部隊が進撃してきているのだ」
敵の動きの予兆をつかむことの重要性を表していると思います。高校の古文で源頼家が
雁が乱れて飛んでいるのを見て敵が潜んでいるのを察知し、そして敵に勝ったというの
を思い出しました。攻防の機会とは相手の動きの変化をとらえて攻撃、防御、反撃を行
うチャンスのことです。

①相手の構えに隙がある時。
②相手が攻撃をしようとしている瞬間。
③相手の技を殺し、体が崩れた瞬間。
④相手が構えを変える時。
⑤相手の攻撃が尽きた時。

以上の時に攻防のチャンスは生まれると教えられます。そのためには相手全体を見る
「八方目」を常に意識しろとよく言われます。相手の目から我の目をそらさずに相手
の肩の動きを見ろ。そのうちだんだんと、体全体を見るようになれと言われましたが、
どうしても相手の突き蹴りに目がいってしまいます。間合いを考えなかったからだと
思います。小生も最近は、なんとか「八方目」「間合い」を意識して稽古をするよう
に、なってきました。


よく、形は実戦には使えないと言われますが、形とはその武道独自の動きを表したも
のであり、その武道を習得するのに一番適した方法で、実戦向けに創られたわけでは
ないと思います。「体を鍛えるのに腹筋を鍛えますが、腹筋で相手と戦うわけじゃな
いでしょう」と言った人がいましたが、なるほどうまいことを言うな~と思いました。


 
                    

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