2018年3月15日木曜日

第9回 理法

  今日は幼なじみの道院長の58歳の誕
  生日です。小生と1週間違いです。道
  院の20周年まであと5年。小生も幼な
  じみの道院長も63歳になります。
  あいつも最近は膝が痛い、腰が痛いと
  言い出しているから少しは小生もあい
  つの動きについていけるようになって
  いるかな?まあ無理だよね。一緒に年
  とっていくんだからね。でも20周年の
  奉納演武一緒にできるように精進しま
  すがな!動画の歌は昔の少林寺の歌
  です。今はこっちです。全国大会など
  でながれます。

https://www.youtube.com/watch?v=e8HlwRKItr8




【少林寺拳法に用いる理法】
理にかなった動きをすると少しの力で人を投げたり、固めて動けなくすることができます。


【鈎手の理】
重い荷物を持ち上げるのに、手をのばして遠くから持ち上げようとすると上げにくく、近
づいて腕を曲げて体を接して持ち上げる と簡単に持ち上げることができるという理法で
それを応用したものが鈎手守法です。鈎手守法からいろいろな技が組み立てられています。
鈎手守法をマスターすることが高段者への第一歩になります。

【梃子の理】
重い石を動かす時、石の下に棒をあて、その棒の先=作用点の近い所に枕木=支点を
置き、反対側の先端=力点を押えれば、少しの力で重い石を持ち上げることができる梃
子の原理を技に応用した理法。小手抜 逆小手 巻落 押小手 片胸落 両胸落 引胸
落 一本背投げetc  各技については後々説明していきます。

            (例・小手抜     作用点=小指球 支点=母指球 力点=我の肘)   
     (例・一本背投げ 作用点=相手の下半身 支点=我の腰 力点=我の手)

梃子の理法は、点でとるから出来るのであり面でとらえると、やりにくくなります。スムー
ズに技がかからなかったら作用点・支点・力点のどれかが点ではなく面になっていると思わ
れます。難しい~

【車の理(独楽の理)】
車は物を軽く動かしたり、重い物を上げたり、また各種の機械を回すときに勢いをつけ
るために必要なものであり、車の理とは回転+遠心力を投げに応用したものです。投げ
の基本は相手の片方の足に重心を移して相手を崩し下へ落と邪魔な自分がいなくな
を瞬時に行うことによって成り立っています。

【はずみの理】
弓の矢が遠くまで強い勢いで飛んで行くのは、弓の弦を引き絞って急に離した弾みの力
によって、勢いがついて飛ぶ。または物を切る時、物体に刃物を当て力を入れて押えた
だけでは、切り離すことはできないが、その物体から適当な間合いを取って、弾みをつ
けて切り下すと、簡単に切り離すことができる理論を技に応用したものです。

少林寺拳法の技はいろいろな理法を組み合わせて成り立っているので修得するのに時間が
かかります。

「鈎手の理」「梃子の理」「車の理」「はずみの理」他の理法もありますが、このブログ
では、この4つの理法を主に各技の説明をしていきます。



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