2018年3月19日月曜日

第10回 3月19日PART1


我が家のアマリリスが咲きました。白い大き
な花です。あの時、小生に今のような心のゆ
とりというのか、もっと家族みんなを包み込
める気というものを持っていたら、また違っ
た人生になったんじゃないのか?この花を見
ていたらフッとそんな気になりました。



【スマホで小生撮影】



稽古を終わって帰宅後、これを書いています。今日は小生にとって特別な日です。今から23年前
の1995年(平成7年)に家庭内で起こったことが小生の人生を一変させました。 その出来事とは
酔っぱらった小生の父親が母親を包丁で刺してしまった事件です。オフクロは血だらけになりな
がら近所の家に飛び込み、そこの家の人が119番&110番。日曜日で小生は用事があって外出中で
カミさんも子供たちも外出していて 家にはオヤジとオフクロの2人しかいませんでした。小生が
用事を済ませて帰宅した時は、酔っぱらって暴れているオヤジを数人の警察官が押さえつけて家
から引っ張り出していたところでした。オフクロは、救急車で熊谷市内の救急病院へ搬送された
ばかりでした。近所から人が集まってきて大騒ぎになりました。
【翌日の3月20日 地下鉄サリン事件が起きました】

事件の半年くらい前、カミさんから「お義父さんとお義母さんの様子がおかしいから病院へ連れ
て行ってほしい」と言われました。たしかに酒を飲まなくなっていたオヤジが、定年を機に酒を
飲むようになっていたし、オフクロも物忘れがひどくなってきていたので小生も多少、気になっ
ていたところでした。早速、病院で検査してもらったのですが「二人とも年齢的なもので、あま
り心配しないでください。何かあったら、また来てください」と医師から言われ、一安心して帰
宅したのを覚えています。それからは何事もなかったのですが・・・・・・・・・・・・

オヤジは昔から酒癖が悪く、家族は勿論、親戚や近所の人など多くの人に迷惑ばかりかけてきた
人でした。小生の妹2人も嫁ぎ、オフクロの事も心配でしたので、 家族を連れ実家に入ることを
決意した時、カミさんは快く同意してくれました。小生が、なにより驚いたのはオヤジが酒を飲
まなくなっていたことでした。孫と暮らせる事がよっぽど嬉しかったのか、いい爺ちゃんぶりを
発揮してくれていました。本当に幸せな日々でした。

当時、小生は東武東上線の森林公園駅から東京の小竹向原駅まで約2時間往復4時間通勤をしてい
たので、オヤジ、オフクロのことは、ほとんどカミさん任せでした。 事件から3か月ぐらいたっ
た、ある日オヤジとオフクロの担当医師から「奥さんがノイローゼからうつ病になってしまった。
相談したい」と会社に電話があり、半信半疑で説明を受けていました。それからまた何日かして
会社から帰宅した時の事です。暗くなった玄関先で7歳の長女、5歳の長男、3歳の次女が手をつな
いで小生の帰りを待っていました。3人は小生と目が合った瞬間、小生に飛びついてきました。
「なんでおうちに入らないの」と長女に聞いたら「じいちゃんが怖くておうちに入れないの」
「ママは?」と聞くと「お注射をして今寝てるの」本当に、どうしたらいいのか、わからなくな
りました。相談する相手もいなかったので、とりあえず役所に相談に行ったのですが、「そんな
施設は、ねぇよ」上から目線のとんでもない答えが返ってきました。小生、それからは、かなり
の行政不信におちいりました。(続)



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